更新日:2024年10月24日 | Tsuyoshi
家の中でとても大切な水道蛇口。でも、時々ポタポタと水が漏れて困ってしまいますね。この記事では、シングルレバー、サーモスタット、ツーハンドル、単水栓といった様々な種類の蛇口の水漏れを直す方法を、わかりやすく説明しています。各蛇口の特徴を理解し、正しい修理方法を学びましょう。修理が難しいと感じたら、専門家に相談することも大切です。この記事を読んで、水漏れの心配から解放されましょう。

水漏れによる水道代の増加と悪化のリスク
蛇口からの小さなポタポタとした水漏れ、それがどれほど大きな問題になるかご存知ですか?この水漏れが原因で、水道代がぐんと高くなることがあります。
実は、一日に数滴の水漏れが1年間続くと、それだけで数百リットルの水の無駄遣いになり、水道代に大きく影響します。さらに、水漏れは家の中の構造にも悪影響を及ぼすことがあり、修理にはさらに高額な費用がかかることも。ですから、水漏れに気づいたら、すぐに適切な対処をすることが重要です。この記事では、そんな水漏れを防ぐための具体的な方法を、一歩一歩、わかりやすく説明していきます。

自分での修理に使う主要な5つの道具
家の蛇口の水漏れを直すとき、正しい道具を使うことが大事です。水漏れを修理するのに必要な、モンキーレンチ、トルクレンチ、精密ドライバー、ピンセット、水栓レンチの5つの道具について説明します。これらの道具を使えば、安心して修理に取り組むことができますよ。
モンキーレンチ:ボルトの大きさに合わせて、アゴの幅を調節
蛇口の水漏れを直す時に大切なのが、モンキーレンチです。この工具は、ボルトの大きさに合わせて、アゴの幅を調節できるので、いろいろな蛇口に使えます。ただし、使う時はボルトにぴったり合わせることが大事です。そうすると、ボルトを傷つけずにしっかりと作業ができます。
- モンキーレンチは、ボルトをしっかりとつかむために、アゴの幅を調節できます。
- ボルトにぴったり合わせて使うことで、ボルトを傷つけずに作業ができます。
トルクレンチ:ボルトやナットを締めるときに使う
トルクレンチは、ボルトやナットを締めるときに使う特別なレンチです。この工具のいいところは、力の加え方をメモリで確認できること。これで、ちょうど良い強さでしっかりと締めることができます。水道の蛇口修理だけでなく、バイクや車の修理にも使われています。
- ナットを締めるときに一定の力で締め付けるために使います。
- メモリで力の締め付けの度合いがわかる仕組みになっています。
- 水道蛇口の修理以外にも、バイクや車の修理にも活躍します。
精密ドライバー:小さなネジを外す
水道の蛇口の水漏れを直すとき、小さなネジを外すのには精密ドライバーが必要です。このドライバーは、ネジの大きさや形に合わせていろいろな種類があります。
- ネジの大きさや形に合わせて選ぶ、さまざまな種類の精密ドライバー。
- 水漏れを直すために、ネジを外す作業に使います。
- 価格はお手頃で、高くても2,000円程度です。
ピンセット:細かい作業に必要
水道蛇口の中の小さな部品を取り出す時、ピンセットはとても役立ちます。この小さな工具は、細かい作業にぴったりです。
- 水漏れ修理時の細かい部品を取り扱うのに使うピンセット。
- 価格は100円から1,000円前後と、とてもお手頃です。
水栓レンチ:水道蛇口を外す時に必要
水道蛇口を外す時に必要なのが水栓レンチです。この特別なレンチは、蛇口を取り外す作業にとても役立ちます。
- 水道蛇口を取り外す時に使う水栓レンチ。
- 価格は1,000円~1,500円程度で購入可能です。
水漏れの応急処置
概要: 家の蛇口から「ポタポタ」と水漏れが!そんな時には、すぐにできる応急処置が大切です。ここでは、止水栓や元栓の操作方法から、ナットの緩め方まで、水漏れを一時的に止めるための簡単なステップをお教えします。
応急処置のステップ1: 止水栓と元栓の操作方法
もし家の中でポタポタと水漏れがあったら、最初にすることは止水栓を閉めることです。止水栓はキッチンや洗面台のシンク下などに設置されていることが多いですが、場所は家によって異なります。家の中で止水栓の位置を確認し、水漏れがあった時にすぐに対応できるようにしましょう。
- 止水栓はキッチンや洗面台のシンク下にあることが多い。
- 止水栓の位置は家によって異なることがある。
- 水漏れがあった時にすぐに止水栓を閉められるようにする。
止水栓の種類と注意点:ハンドルを回すタイプと、マイナスドライバーで回すタイプ
止水栓は、水を止めるためにとても大切な部分です。止水栓には、ハンドルを回すタイプと、マイナスドライバーで回すタイプの2種類があります。どちらも時計回りに回すと水を止められますが、強く閉めすぎないことが大事です。
- ハンドルタイプ:ハンドルを時計回りに回して水を止めますが、強く閉めすぎないよう注意しましょう。
- マイナスドライバータイプ:同様に時計回りで水を止めますが、ネジが固い場合は無理に回さないようにしましょう。
元栓の場所と確認方法:水道メーターや蛇口からの水の流れを確認
家の中で水漏れが発生した場合、止水栓がない時は家全体の元栓を使って水を止める必要があります。元栓は、戸建て住宅では外の地面に、マンションでは玄関の横に設置されていることが多いです。元栓にはハンドルタイプとレバータイプがあり、固くなっている場合は工具を使って回します。元栓を閉めるときは、水道メーターや蛇口からの水の流れを確認して、水が本当に止まっているかをチェックしましょう。
- 戸建て住宅では元栓が屋外の地面にあることが多い。
- マンションでは元栓が玄関横に設置されていることが多い。
- 元栓にはハンドルタイプとレバータイプがある。
- 元栓が固い場合は、モンキーレンチやペンチを使って回す。
- 元栓を閉めるときは水を使わない時間帯にする。
- 閉めた後は、蛇口から水が出ないか、水道メーターが止まっているか確認する。
応急処置のステップ2: ナットの緩め方と閉め方
もし水道の蛇口からの水漏れが止まらないときは、ナットを緩めたり閉めたりすることが必要かもしれません。この作業にはモンキーレンチとトルクレンチが役立ちます。モンキーレンチはナットを挟んで回す工具で、トルクレンチは締め付けの強さを測る工具です。
- ナットを緩めたり閉めたりするのにモンキーレンチやトルクレンチを使います。
- モンキーレンチはナットを挟んで回す工具。
- トルクレンチは締め付けの強さを測る工具。
モンキーレンチの使用法:ナットを傷つけないように注意
モンキーレンチは、ナットを緩めたり閉めたりするのに便利な工具です。使い方は簡単で、まずナットの大きさに合わせてアゴの部分を調整し、ナットを傷つけないように注意しながら緩めたり閉めたりします。力を入れすぎずに使うことが大切です。
- アゴの部分をナットの大きさに合わせて調整します。
- ナットを緩めたり閉めたりするときは力を入れすぎないように注意します。
- 水漏れがないかを確認しながら作業を行います。
トルクレンチの使用法:指定された分だけ回転
トルクレンチは、ナットやボルトを適切な強さで締めるのに使います。使い方は簡単で、まずグリップを回してトルク値を設定し、指定された分だけ回転させます。締め付けが適切なところに達すると、音や点滅が起きるので、その合図で作業を終えます。この工具は、締め付け具合を正確に把握できるため、初心者でも安心して使えます。
- トルク値を設定するためにグリップを回します。
- 指定された分だけ回転させます。
- 音や点滅が合図で、その時点で作業を終了します。

水道蛇口の種類と水漏れの原因
概要: おうちの蛇口から水がポタポタ漏れていると、なんだか心配になりますよね。でも大丈夫!蛇口の種類によって水漏れの原因は違います。この記事では、シングルレバー混合栓、サーモスタット混合栓、ツーハンドル混合栓、そして単水栓のそれぞれの特徴と、水漏れの原因を簡単に説明します。
シングルレバー混合栓
シングルレバー混合栓は、一つのレバーで水の量と温度を調節できる便利な蛇口です。水漏れの多くは、内部のカートリッジの劣化が原因です。
シングルレバー混合栓は、一つのレバーで水温と水量を調整できる蛇口です。この蛇口の水漏れは、多くの場合「カートリッジ」という部品の劣化や故障が原因です。カートリッジは水やお湯の流れをコントロールする重要な部品です。この蛇口の内部にカートリッジはあり、交換する方法を覚えれば、修理は意外と簡単です。
- シングルレバー混合栓は水温と水量を一つのレバーで調整できる。
- 水漏れの原因は多くの場合、カートリッジの劣化や故障。
- カートリッジは水やお湯の流れをコントロールする部品。
ポイント: シングルレバー混合栓の水漏れは、カートリッジの問題であることが多く、交換方法を覚えておくと、修理が簡単にできます。
サーモスタット混合栓
サーモスタット混合栓は、設定した温度を保つ高機能な蛇口。こちらも内部の部品の劣化が水漏れの主な原因となります。
サーモスタット混合栓は、一度設定すれば安定した温度のお湯が出る蛇口です。この蛇口がポタポタと水漏れしている場合、原因は「開閉カートリッジ」の劣化や故障かもしれません。開閉カートリッジは、お湯の量を調整したり、シャワーと蛇口を切り替える機能を持っています。この部品は蛇口の内部にあります。水漏れの原因を知り、交換方法を学ぶことで、修理ができます。
- サーモスタット混合栓は安定した温度のお湯を出すための蛇口。
- 水漏れの原因は開閉カートリッジの劣化や故障の可能性がある。
- 開閉カートリッジはお湯の量やシャワー・蛇口の切り替えに関わる部品。
ポイント: サーモスタット混合栓の水漏れは、開閉カートリッジの問題であることが多いです。この部品の位置と交換方法を知っておくと、修理が容易になります。
ツーハンドル混合栓
ツーハンドル混合栓は、温水と冷水を別々のハンドルで調整します。水漏れは、パッキンやシールの老朽化によるものが多いです。
ツーハンドル混合栓は、お湯と水の量をそれぞれのハンドルで調整するタイプの蛇口です。この蛇口から水漏れがある場合、「コマ」と「スピンドル」という部品の劣化や故障が原因かもしれません。コマは水が漏れないようにする役割があり、スピンドルはハンドルの動きをコマに伝えます。修理にはこれらの部品の交換が必要になることがあります。
- お湯と水の量を別々のハンドルで調整する蛇口。
- 水漏れの原因はコマやスピンドルの劣化・故障。
- コマは水漏れ防止、スピンドルはハンドルの動きを伝達する役割。
ポイント: ツーハンドル混合栓の水漏れは、コマやスピンドルといった部品の問題で起こることが多いです。これらの部品の役割と状態を理解し、必要に応じて交換することで修理できます。
単水栓
単水栓は、シンプルな構造の蛇口で、主に冷水のみを出すタイプです。こちらも、長年の使用による部品の摩耗が水漏れの原因です。
単水栓は、洗濯機の給水などに使われるシンプルな形の蛇口です。この蛇口からの水漏れの一般的な原因は、「コマ」という部品の劣化や故障です。コマは蛇口の中で水の通り道をふさぐ役割を担っています。この部品の交換方法を理解することで、単水栓の水漏れ修理ができます。
- 単水栓は洗濯機の給水に使われる蛇口。
- 水漏れの一般的な原因はコマの劣化や故障。
- コマは蛇口内で水の通り道をふさぐ役割がある。
ポイント: 単水栓の水漏れはコマの問題で起こることが多いです。この部品の位置と交換方法を知ることで、効果的に修理できます。
蛇口別の修理ガイド
シングルレバー混合栓、サーモスタット混合栓、ツーハンドル混合栓、そして単水栓、それぞれの蛇口の修理方法を、簡単に説明します。
シングルレバー混合栓の修理:主にカートリッジの交換
シングルレバー混合栓の修理には、主にカートリッジの交換が関わってきます。この修理に必要な道具はドライバーとモンキーレンチです。
修理の手順としては、まず水道の元栓を閉めて水の流れを止めます。次に、レバー上のネジをドライバーで外し、レバーを取り外します。その後、蛇口とシンクの接続部分を固定しながらナットをモンキーレンチで緩めて外し、古いカートリッジを取り出します。
新しいカートリッジを適切な向きで取り付けた後、すべての部品を元の位置に戻し、元栓を開けて水漏れが修正されたか確認します。作業中の注意点として、ナットを外す際は反時計回りに回すこと、蛇口本体が動かないように固定すること、カートリッジの取り付け向きを確認することが大切です。
- ドライバーとモンキーレンチを用意する。
- 元栓を閉め、レバーのネジを外してカートリッジを交換する。
- ナットを外す際は反時計回りに回し、蛇口本体を固定する。
- 新しいカートリッジの取り付け向きを確認してから取り付ける。
サーモスタット混合栓の修理:「開閉カートリッジ」の交換
サーモスタット混合栓の修理では、主に「開閉カートリッジ」の交換が必要となります。
この作業を行うためには、ドライバーとウォーターポンププライヤーを用意します。修理手順は、まず水道の元栓を閉め、次にハンドルのネジを外してハンドルを引き抜きます。その後、ハンドル横の表示リングを外し、ストッパー(固定ナット)を取り外して、古い開閉カートリッジを新しいものに交換します。
すべての手順を逆にたどって元に戻した後、元栓を開けて水漏れが修正されたか確認します。注意点として、ハンドルがネジで固定されていない場合はマイナスドライバーを使って外し、ストッパーが固い場合はウォーターポンププライヤーを使って力を入れて回します。
- ドライバーとウォーターポンププライヤーを用意する。
- 元栓を閉め、ハンドルを外し、表示リングとストッパーを取り外す。
- 開閉カートリッジを交換し、元の状態に戻す。
- 水漏れが修正されたか元栓を開けて確認する。
ツーハンドル混合栓の修理:「コマ」や「スピンドル」という部品の交換
ツーハンドル混合栓の水漏れ修理には、主に「コマ」や「スピンドル」という部品の交換が関わってきます。この修理作業にはドライバー、モンキーレンチ、ピンセットが必要です。
まず、水道の元栓を閉めてから、ハンドルのキャップをドライバーで外し、ネジを外してハンドルを引き抜きます。次に、カバーナットをモンキーレンチで外し、三角パッキン、パッキン受け、スピンドル、そしてコマを取り出します。新しいコマに交換後、元に戻す手順で組み立てていきます。
水漏れが続く場合は、同じ手順でスピンドルも交換することになります。修理作業中は、細かい部品を扱うため、部品を失くさないように注意が必要です。
- ハンドルのキャップを外して、ネジを外し、ハンドルを引き抜く。
- カバーナットを外し、三角パッキン、パッキン受け、スピンドル、コマを取り出す。
- 必要な部品を新しいものに交換して、逆の手順で組み立てる。
- 水漏れが直ったか確認するために元栓を開けてチェックする。
単水栓の修理:「コマ」という重要な部品の交換
単水栓の水漏れ修理では、「コマ」という重要な部品の交換が中心となります。修理にはモンキーレンチとピンセットが必要で、モンキーレンチは頑丈な素材のものを選ぶ方が良いです。
修理の手順は、まず水道の元栓を閉め、その後ハンドル下のナットを反時計回りに回してハンドルを外します。次に蛇口内部のコマを取り出し、新しいものに交換します。交換後は、全ての部品を元通りに組み立て、元栓を開けて水漏れが止まったか確認します。
注意点として、ナットを外す際は蛇口本体が動かないように注意し、コマの交換時には新しいコマを正しい方向で取り付けることが重要です。
- モンキーレンチとピンセットを用意し、元栓を閉める。
- ハンドル下のナットを反時計回りに回してハンドルを取り外す。
- コマを取り出して新しいものに交換する。
- 組み立てた後、元栓を開けて水漏れが止まったか確認する。
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まとめ:水道蛇口のポタポタ水漏れの直し方
水漏れは、ほんの小さなポタポタから始まりますが、そのままにしておくと大きな問題になります。特に水道代が高くなってしまったり、家を傷める原因にもなりかねません。ですから、水漏れを見つけたらすぐに対応することが大切です。
まず、蛇口の種類によって修理方法が異なります。シングルレバー混合栓の場合、主に「カートリッジ」という部品の交換が必要になります。この交換作業にはドライバーとモンキーレンチが必要で、正確な手順を守ることが大切です。蛇口からカートリッジを取り出し、新しいものと交換して、再び組み立てます。そして、サーモスタット混合栓の修理では「開閉カートリッジ」の交換が中心となります。こちらもドライバーとウォーターポンププライヤーが必要で、同様に正しい手順で作業を進めます。一方で、単水栓の場合は「コマ」という部品の交換が解決策となります。モンキーレンチとピンセットを使って、コマを新しいものに交換します。
水漏れを直すときは、蛇口の種類をよく確認し、必要な工具を準備して、手順を丁寧に進めることが大切です。また、ナットを外す際の方向や蛇口本体の固定など、細かい点にも注意を払う必要があります。修理が終わったら、必ず水漏れが止まったか確認しましょう。水漏れを見つけたら、早めの対応が大切です。自分で直せるか不安な場合は、プロに相談するのも一つの方法です。自分で修理することで、水道代の節約にもつながり、家を長持ちさせることにも貢献します。


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